外貨MMFでオーストラリアドル(豪ドル)の利回りと証券会社

オセアニア通貨の代表が、オーストラリアドル(豪ドル)です。
人気のある通貨だったのですが、現在は野村證券のみの取扱いとなりました。
オーストラリアドルの金利、手数料のほか、政策金利の動向について紹介します。
- オーストラリアの政策金利と見通し
- オーストラリアドルの外貨MMFの証券会社ごとの金利と為替手数料
- オーストラリアドル投資が可能なのは野村證券
- オーストラリアドルの外貨預金、FXの金利はどれくらい
- 手数料込みの「実質利回り」で考える
- 豪ドルのリスク※資源価格と中国経済に注意
- 豪ドルMMFの買い方
- 豪ドルMMFのよくある質問
オーストラリアの政策金利と見通し
高金利のイメージが強いオーストラリアドルですが、それほど高い金利ではありません。
2026年7月現在のオーストラリアの政策金利(キャッシュレート)は4.35%です。
2026年5月にRBA(オーストラリア準備銀行)が0.25%の利上げを実施し、4.35%となっています。
※各国政策金利表|マネックス証券(2026年7月8日更新)調べ
スポンサーリンク
オーストラリアドルの外貨MMFの証券会社ごとの金利と為替手数料
外貨MMFでオーストラリアドルに投資をする場合の金利と為替手数料をまとめました。
外貨MMFで投資をする場合は、金利だけに目を向けがちですが、為替手数料の安さも大きなウェイトを占めます。
金利だけでなく、為替手数料にも注目して、比較してください。
※金利および為替手数料は、2026/08/03調べです。
| 証券会社 | 野村證券 |
|---|---|
| 利回り | 3.740% |
| 為替手数料 | 80銭 |
オーストラリアドル投資が可能なのは野村證券
オーストラリアドルに外貨MMFでの投資が可能なのは、野村證券です。
野村證券は、ドル、豪ドル、NZドル、カナダドル、南アフリカランド、英ポンドと、ほかの証券会社と比べて、多数の通貨取引ができます。
野村證券
複数の通貨取引が可能
ほかの証券会社と比べて最多6通貨の取引が可能なのが野村證券です。
ドルだけでなく、オセアニア通貨やカナダドルの取引が可能なのは魅力です。
ただ、1000通貨以上からでないと取引ができないので、1万円以下など、少額から取引がしたい人は、ほかの証券会社の利用になります。
| 豪ドル | NZドル | 南アランド | |
|---|---|---|---|
| 利回り 為替手数料 |
3.740% 80銭 |
1.829% 1円 |
4.356% 30銭 |
| ドル | カナダ | 英ポンド | |
| 利回り 為替手数料 |
3.069% 50銭 |
1.490% 1円 |
3.119% 1円 |
オーストラリアドルの外貨預金、FXの金利はどれくらい
オーストラリアドルに外貨投資をする上で、外貨預金やFXの金利も気になるところです。
外貨預金の金利は、外貨定期預金(1年もの/楽天銀行)で0.04%と、外貨MMFと比べて、かなり低くなっています。
また、外貨MMFは、いつでも引き出せますが、定期預金は決まった期間に預ける必要があるので、不利です。
FXは、1通貨から投資できるSBI FXトレードで、1000通貨あたり1日12円前後のスワップポイントが付きます(スワップは日々変動します)。豪ドルのレートを113円(2026年7月時点)として年利換算すると、約3.9%となります。
FXについては、為替手数料(スプレッド)も安く、いつでも引き出せるため、外貨MMFも有利です。レバレッジをきかせることができる分、リスクは大きくなりますが、1倍のレバレッジを守れるのであれば、おすすめです。
SBI FXトレードは1通貨から投資ができるため、スワップ金利で、細かく複利投資して、増やせるメリットもあります。
手数料込みの「実質利回り」で考える
豪ドルMMF(野村證券)の為替手数料は片道80銭。1豪ドル=113円前後(2026年7月時点)とすると、片道で約0.7%、買って売る往復では約1.4%に相当します。
| 為替手数料(片道) | 80銭(約0.7%) |
|---|---|
| 為替手数料(往復) | 1円60銭(約1.4%) |
仮に1,000豪ドル(約11万円)を年4%の利回りで運用すると、分配金は税引前で年約4,500円。一方、往復の為替手数料は約1,600円かかるため、約4ヶ月分の利息が手数料で消える計算です。
トルコリラや南アフリカランドほどの負担率ではありませんが、数ヶ月で売買するような短期の運用では手数料負けの可能性があります。1年以上の保有を前提に考えるのがおすすめです。
※為替手数料が大事な理由も参考にしてください。
豪ドルのリスク※資源価格と中国経済に注意
豪ドルは、トルコリラや南アフリカランドのような新興国通貨に比べると信用リスクの低い先進国通貨ですが、リスクがないわけではありません。
オーストラリアは鉄鉱石や石炭などの資源輸出国のため、豪ドルは資源価格と、最大の輸出先である中国の景気に左右されやすい通貨です。世界景気が悪化する局面では、円に対して大きく下落することがあります。
また、RBA(オーストラリア準備銀行)の利下げが進めば、外貨MMFの利回り自体も低下していきます。金利で得た分が為替差損で相殺されることもある、という前提で運用することが大切です。
対策としては、
・生活資金ではなく余裕資金で運用する
・豪ドルだけに集中せず、米ドルなど複数の通貨に分散する
・円高のタイミングを意識して買い、一度に全額を投じない
といった基本を守ることが大切です。外貨MMF全般のリスクはデメリットとリスクにまとめています。
豪ドルMMFの買い方
豪ドルの外貨MMFは、次の3ステップで購入できます。
1. 野村證券に口座を開設する
豪ドルMMFを取り扱っているのは現在、野村證券のみです。外貨MMFの取引には外国証券取引口座も必要です。
2. 円を入金する
銀行やネットバンキングから証券口座に入金します。円のまま買付できるので、事前に両替する必要はありません。
3. 買付画面で豪ドル建てMMFを選ぶ
野村證券の豪ドルMMFは1,000通貨以上からの取引です。1豪ドル=113円前後なら約11万円からになります。
まとまった資金が必要なため、より少額から始めたい場合は、10通貨単位から買える南アフリカランドやトルコリラのMMF、1通貨から取引できるFXが選択肢になります。
※最低買付単位などの条件は変更されることがあるので、最新の情報は各社の公式サイトで確認してください。
豪ドルMMFのよくある質問
Q. 豪ドルの外貨MMFはどの証券会社で買えますか?
A. 現在、外貨MMFで豪ドルを取り扱っているのは野村證券のみです。楽天証券やSBI証券などのネット証券では、現在豪ドル建てMMFの取扱いがありません。
Q. 豪ドルの外貨MMFはいくらから買えますか?
A. 野村證券の豪ドル建てMMFは1,000通貨以上からの取引です。1豪ドル=113円前後(2026年7月時点)なら約11万円からになります。より少額から豪ドルに投資したい場合は、1通貨から取引できるFXなどが選択肢になります。
Q. 豪ドルは外貨預金と外貨MMFのどちらが有利ですか?
A. 金利水準は外貨MMFのほうが大きく有利です。外貨定期預金(1年もの)の豪ドル金利が0.04%程度なのに対し、外貨MMFは3%を超える利回りがあります。いつでも引き出せる点でも外貨MMFが有利です。詳しくは外貨預金との比較をご覧ください。
Q. 豪ドルMMFの利益にかかる税金はどうなりますか?
A. 分配金(利子)は源泉分離課税、売却時の為替差益は申告分離課税の対象です。源泉徴収により確定申告が不要になる場合もあります。詳しくは外貨MMFの税金をご覧ください。
Q. 豪ドルMMFはNISAで買えますか?
A. 外貨MMFはNISAの対象外のため、NISA口座では買えません。課税口座(特定口座・一般口座)での買付になります。詳しくは外貨MMFでNISAは使えるのかをご覧ください。
スポンサーリンク
